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油断禁物

 先週の木曜日、人生で最後の(きっとね…)合唱コンクールが終わりました。最後だからと言うことで、3年生全クラスに「自由曲、詩の解釈と課題」をプレゼントしたりして、「なんとか全クラスがんばってね」コール。

 子供たちも頑張って、ゲスト審査員に「卒業式が楽しみな学年合唱」と褒めて頂きました060.gif

 さて、我がクラスの自由曲は大曲「聞こえる」!発表当日までにさまざまなドラマは当然あるのですが、きっと舞台の神様は努力した分だけ、ほほえんでくれる…はずでした。ところが、気持ちが先走ってしまって、「聞こえる」の途中で指揮と合唱とピアノがずれてしまいました。なんとか、気合いで合わせて、最後は立て直したものの、感動の涙がひいてしまう…ハプニングでした。

 「よく合わせたね?!」とピアニストには声をかけたのですが、あえてみんなには声をかけず。

 発表後はクラスでまとまってお昼ご飯を食べるのですが、「どうしてるかな?」と見に行ってびっくり?!女子がもうすでに泣いている!!(舞台から降りてくるとき、すでに泣いてたらしい)

 「ずれたの…」

 今、泣かなくても…

 「男子、なんとかしなさい。頼んだよ。」と無理な注文を出して、その場を立ち去る卑怯者(笑)

 
 さて、時がたち、審査発表です。直前に「おれ、やりきった感があるから、もういい。」とO君。「じゃあ、どのクラスになっても祝福できるね?」というと、「あ?!、それは別問題かも…」
 女の子たちが手を握って発表を待つというので、私も握らされました。「もう、ここまできたら、どのクラスでもいいです。わたし…」とNさん。

 やっとその気持ちになってくれたか(笑)…でも、祈ってるけどね、君たち。



 そして、彼ら、念願のグランプリ獲得。でも、私は結果よりゲスト審査員の先生のおっしゃってくださったコメントの方がうれしかったよ。


 「3年生の合唱は、全体的にレベルが高かった。中でも一クラス、感動を呼ぶ合唱をしてくれた学級があった。ある意味○中の歴史を変えたと言ってもいい演奏だった。言葉の扱いといい、心、気持ち、音楽的表現力に優れていた…」
 「歴史を変えたってどういうこと?」なんてお間抜けなことを発言して、和ませてくれた子もいたけれども、過分な褒め言葉に子供たちも満面の笑み。さっきの涙はどこへやら。



 帰りの学活をクラスごとロビーで行うことになりました。子供たちの待つロビーへ、足取りも軽く階段を降りた…はずが、最後の一段踏み外し、おっとっと…危ない、危ない。今日は私で3人目なのです。


 翌日起きたら、腰が痛くて歩行困難。しかし、来週月曜日に近隣の小学校にグランプリクラスは歌いに行くので、その練習も有り、行きました。「どっち歌いたいの?」と聞くと、「聞こえる」が圧倒的。緊張してない分、伸び伸び声も出て、練習してきた表現も出せて、月曜日が楽しみになりました。楽しみじゃないのは、私の「腰」だけです。
by bel-sogno | 2014-10-26 17:34

ずっこけ人生 カンターレ&マンジャー&アモーレ あと数年で定年を迎える中学校教員です。旅行が好きで、年中どこかに行きたいと心に翼が生えています。写真は念願かなって行けた沖縄のかの有名な斎場御嶽です。


by bel-sogno