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最後の修学旅行 続き

2日目の夜です。宿で扇子の絵付けをすることになっていました。広間が狭いため、二交代制。班行動の遅れから、時間が押していました。私たちも体験できるというので、扇子にクラスの子供たちの名前を書いてみることにしました。

 若手のM嬢が「アイデア、頂いてもいいですか?先生が名前で書いてるので、私は姓で書きたいです。」と言うので、「どうぞお!」

 「あと、15分です!」「5分です!」「1分です!」などとせかされ、(前半の体験クラスは時間はしょられちゃったらしい…)それでも下書きを準備してた子たちはできあがったらしい。私たち二人は「無理!間にあわない!」と焦っていました。

 帰って行く子供たちがめざとく私たちを見つけて、「M先生、うまーい!」「私たちの名前書いてくれてるんだ!」など言う中に「あ、先生は書道教えないタイプの先生だって、よーくわかりました。M先生の方が、うまいですね!」「先生!俺の名前が…ありました」「先生、俺の名前の字、…合ってます!」

 うるさーい!022.gif集中できないよ~!007.gifあっち、いけえ!041.gifほっといてくれえ!ほんとのこと、いうなあ!037.gif

 ようやく、最終日。もめた班もなんなく出発していき、閑散としたロビーに教員だけ残りました。この瞬間、けっこうほっとするんです。もうすぐ終わる…やっとここまで来た…

 今回訪れたのが「等持寺」と特別拝観の「相国寺」。お昼は錦市場の「やお屋の二かい」
10何年ぶりの「等持寺」。訪れる人も少なく、芙蓉が満開。金木犀は香りを放ち、萩が花開こうとしていました。尊氏のお墓や蓮の形をした庭園を囲む芙蓉池、変化に富む石組み。お庭に降りて、小高いところにある「静漣亭」を見学した。北庭の東の方の「心字池」はガイドのF氏が「いいですよ」と教えてくださったが、今回は相国寺に回るのでカットせざるを得なかった。ぜひ、今度はそちらも回りたい。その景色は「幽邃」とパンフレットにありました!

 「心字池にかかる 三つの赤い橋は 一つ目が過去で、二つ目が今…」さだまさしの歌がよぎった。ここも、一日ぼーっといたい御寺でした。「金閣寺」にしろ、「竜安寺」にしろ、ここ「等持院」もいわゆる紅葉の名所ではないけれども、なかなか美しいのだと、F氏が教えてくださいました。
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真ん中の立て札が無粋ですが…
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芙蓉池と清漣亭
by bel-sogno | 2014-09-30 15:37

ずっこけ人生 カンターレ&マンジャー&アモーレ あと数年で定年を迎える中学校教員です。旅行が好きで、年中どこかに行きたいと心に翼が生えています。写真は念願かなって行けた沖縄のかの有名な斎場御嶽です。


by bel-sogno