最後が大事

「芯が残ってないか?」
フライパンでパエリアを作ったときのこと。夫が言った。
「確かに…でもまあ、ごはんのアルデンテってことで…」
と私。
「いや、それにしても固くないか?」と夫。

お焦げもいい感じについていたけど、うーん、…これはナイデ…んて?

レシピには15分と書いてあったけど、もうちょっと長く調理すべきだったのかな?

後日、娘が来たので
「フライパンでパエリア作れるんだよ?!」と再挑戦。「このまえさあ、ご飯に芯が残っちゃったんだよね…」など言いながら、レシピをよくよく見ると、

最後に、読んだ覚えのないこんな1行が付け足されてあった。
「火を止めた後、10分ほど蒸らしてください。」


蒸らすの?…蒸らさなかったよ008.gif

「ナイデンテ」になった原因は、これか?!

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  (なすの見栄えが悪いけど、ちゃんと火は通ってます。)
ちゃんと蒸らしたパエリアは、芯もなく、お焦げもあり!でおいしかったです。

そういえば、この前の大雨の時に息子が電話してきてくれたことがあった。うちの住所の近辺一帯が「避難勧告地域」に指定されてるけど、大丈夫か?避難しているのか?という電話。

そんなこと全く知らなかった私たちはあわてて市のHPを見た。辺り一帯のありとあらゆる町名が羅列されていた。その中に確かにうちの住所が含まれていた。

地域放送もパトカーなどによる移動放送も聞こえなかった…ひょっとして、取り残されているのはうちぐらいで、近所の皆さんは避難済みなのだろうか?

めちゃくちゃ焦った。

避難場所に指定されているはずの近くの中学校まで行ってみた。校門は開放され、体育館もこうこうと灯りが付いているが、避難してきたとみられる人影も気配もない。

きつねにつままれた気持ちで内に戻ると、夫が言った。

「最後に『~全域のうち、土砂災害の恐れのある地区に指定されている地域』って書いてあるぞ。うちのあたりは、大丈夫だ。」

そうなの?!

パエリア事件の時に娘にその話をすると、怒られた。「見に行くなんて、災害に巻き込まれにいくようなものだ。」と。川の氾濫とかも見に行きかねないと心配したらしい。

いや、そこまで自分もおばかさんではないと思うが、どうだろう…?大事なときに判断を誤る傾向はあるから、娘としても気が気でないのかも…芯のあるパエリアぐらいですめば、人生おもしろいって言えるけどね。

 すぐに娘はラインで「芯のないパエリア」の画像を夫に送っていたようだが、見たのか見てないのか…未だに反応はない。(夫は今、実家に帰省中。)
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# by bel-sogno | 2015-09-13 12:07

未練?!

 発表会まであと2週間と迫った練習を終えて、駅に続くエスカレーターに乗っていると、
「先生?!」
とかわいい声が。

 もう私は先生ではないし、その声に聞き覚えもないし、大体この駅で教え子だった子に会う確率は限りなく0パーセントに近いし、…


 なのに、反射的に体が反応して、その声の方を向いてしまった(不覚?!)
そこにはかわいい少年が。私に向けた言葉でないことはすぐにわかった。少年はエスカレーターに沿った階段を上がっていたのだが、眼から上だけが見えていて、超!かわいかったのである。


 わたしのすぐ後ろに「先生」が立っていた。まだ若い男性だった。

 彼は、「さよなら。」と何の感情も見えない穏やかな声で応じた。少年は、よくコントでやるように、エスカレーターの手すりから見えなくなったり、と思うとまた見えたり…と、おどけながら目線は先生に向けながら階段を上がっていった。

「見えてるよ。」また、何の感情も見せない声で、「先生」が少年に向かって言った。

「さよなら!」とその少年はエスカレーターの速度より速く階段を駆けていった。



 2人の間には、こう見えて何らかの感情が流れていたのだろう。でも、わたしだったら、あのかわいい少年ともっとテンションを上げてひとときの会話を楽しむのになあ。…と密かにだめ出しをしながら、一番だめなのは自分じゃん?!と、もうかなわない日々を思った。



 ちなみに、まだ学校の夢を見る日々です。ほんとの「寝てるときに見る夢」です。一時期見なくなったのになあ。(笑)
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# by bel-sogno | 2015-09-09 19:02

歴史はおもしろい?

 夏の終わりに久しぶりに金沢へ帰りました。(金沢に実家があるわけではなく金沢近郊なのだが、まあ、金沢といった方がわかってもらえるので、だいたいごまかして「金沢」ということにしています。)とはいっても、今回は本当に(笑)行きました!北陸新幹線「かがやき」は東京←→金沢間を2.5時間で結び、前後の座席の間隔もゆったりしていて、快適!
 だからでしょうね、新しくなった金沢駅は観光客でごったがえしていました(笑)

 久々に妹に会い、ちょっとリッチなお昼を…と「かなざわ玉泉邸」に行ってきたのです。ここは兼六園のほど近く、石川県指定名勝「玉泉園」にもともとあった江戸末期の武家屋敷を現代風にアレンジした日本料理を出すガーデンレストラン。

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 これは、お庭。(ぼけてる…)加賀藩の重臣であった脇田家の庭園だそうだです。なんと、兼六園より120年近く古いお庭。庭の入り口はつつましやかだが、奥が深く、なんと敷地は720坪も!お庭の名前は利長に嫁いだ永姫(織田信長の4女)の院号、「玉泉院」から取っているということで、前田家・織田家・脇田家…それぞれの思惑がからみあって、その気配は今もお庭に漂っているような気がします。


 なーんちゃって、金沢近くに20うん年暮らしていても、全く知らなかったことでした。
「灯台もと暗し」。
 兼六園だって、その頃はただの通り道。入園無料だった頃の話です。価値のわからない者にはまさしく「猫に小判」だったのでしょう。歴史に興味もない頃でした。歴史を学ばない者は、こんな風に傲慢になるのかもしれません。

「後悔先に立たず」。今からでも、謙虚に学ばなくちゃね(笑)
「ヨーロッパ都市美術紀行」(和光大学の講座)を申し込んでいたのが、受理されて受講料を払い込んだ。

えっ、そっち?!…そうなんです…
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# by bel-sogno | 2015-09-04 15:00

貫け

 世界陸上。ひまわりの髪飾りに緑の付け髪のジャマイカの選手。速い!速いだけじゃなくその奇抜なファッションでも話題になった。ま、かわいいし似合ってたと私は思うが、「世界最速」だから許される(誰が許すのかは不明ですが)奇抜さかもしれない。
 その昔、ジョイナーという「世界最速」の奇抜ファッション先駆者の女子がいたが、彼女にはもうちょっと「力」が入ってたような記憶がある。爪を長くし、真っ赤なマニキュア。ソバージュの髪。度肝を抜かれるファッションで駆け抜けた。「人と違う」ことで目立つことは何かへの「抵抗」や「主張」のようにも思えた。
 それに比べて、ひまわりのシェリーマンさんは肩の力が抜けていて、「ファッションも楽しみたかった」んだそうだ。そのうち、短距離走、選手全員がファッションを楽しみだしたら…それはそれで、ちょっとびびりそうな気がするけど。(あ、既にリボンの子がいるよね?)


 さて、久々に石田泰尚さんのコンサートに行ってきた。(これまた、譲って頂いたチケット(__*)ありがとうございます)「ヴァイオリンの魔術師 石田泰尚の華麗なる世界」。

 ずいぶん以前に神奈川フィルで拝見した時、外見の「奇抜さ」=横綱級(__*)(その頃は金髪、ピアスでした(__*))なら、演奏の繊細さも横綱級060.gifで、これも度肝を抜かれたのだったけど、それは10年一昔前のこと。
 今回はどうなんでしょうか?…と、渡されたパンフレットを見て、眼が点になりました。

 ぼうず…ですか?!…なんでですか?

 
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 客席は、おばさま10に対しておじさまが1ぐらいで、彼のおばさまキラーぶりがよくわかる。(小林沙羅さんの時はおばさま対おじさまの比率は4:6ぐらいでしたかね?)
「よかったわねえ。幸せな気持ちで帰れるわ。」という話し声が聞こえた。

 確かに、演奏は繊細かつ大胆、情熱的でありながら自分におぼれることなく、PPは鮮烈な印象。指の動きは、速すぎて見えませーん状態。「華麗なる世界」にどっぷり2時間。
 でもね、おばさんは思ったのです。ジョイナーに通じる「抵抗」や「主張」。何なのかはわからないけど、演奏と外見、身にまとった雰囲気とのギャップが諸刃の刃なのは自分でもわかっていて、10年一昔変わらず貫いている彼の「意地」みたいなもの?


 …なんて思ってたら、口下手なことでも定評のある彼の口から「橋本の杜野ホール」でもコンサートをやります………少し、曲目が違うんですが、………「いっしょうけんめい」弾くので、………よろしければ…

 「いっしょうけんめい」に会場からは笑いが起きていたけれど…「いっしょうけんめい」にひかれて(?)、今日、ネットでチケットとってしまった私…(笑)

 伴奏の中島剛さんのピアノがこれまたすてきで、星空の星がぱらぱら落ちてくるかのような輝き。両方一度に見るのは、大変そうだぞ?!(笑)(聞くんじゃなくって?)
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# by bel-sogno | 2015-08-27 14:56

雨の日の歌

 チケットを譲って頂いて、「はーるばる」行ったよ001.gif函館じゃなくて、日暮里。一昔前頃追っかけをしていたM氏の独演コンサートに通い詰めた「日暮里サニーホール」。

 十年も経てば、「ここは、どこ?」というぐらい変わっていた北口。昭和の香りのしていたあの「日暮里」は、どこ行ったんだ~等思いながら歩いて行くと、なあんだ。南口に出ればいいものをわざわざ遠回りをしていたのね(__*)
 大規模な工事をしていた北口は、すっかり現代的で広々した構内に様変わりしていたんだけど、南口からホールまでのわずかな距離は昔のまま。そして、もちろんホールも昔のまま。


 開演を待っていると、今にも下手の袖からあの独特なスタイル(上体をすこしかしげ、貴族式か一流ウエイター式かという慇懃かつスタイリッシュな手つき、そして、はにかみと自信の浮かんだ口元)でM氏が登場しそうな気がする…という、ああ…デジャヴ…

 しかし、登場したのは淡いバラ色のドレスのロングヘアーの妙齢の女性。小林沙羅さん。
第1部はシューマンの歌曲を12曲。ドイツリートは「七色の声」を駆使するのだと先生からお聞きしていたが、これかあ!!歌はドラマなんだね?!と、聞き惚れているうちにあっというまに1部は終了。第2部は日本歌曲。団伊玖麿の歌曲集「わがうた」と橋本国彦の歌曲を4曲。「わがうた」では、1部とは違う骨太な魅力。そして、「お菓子と娘」「田植え歌」「お六娘」では、土臭い迫力を。最後の「舞」では、金色のドレスの上に深紅の振り袖をはおり金の舞扇を持って登場。そして、その歌はまさしく絶唱!!「舞台で始めて踊りました。」とおっしゃったが、いやいやぴたりとはまっておりました。この人は、いったいどれだけの引き出しをお持ちなんだろう?!

 アンコールにはご自身の作詞作曲の「笑顔の話」という歌。泣いてしまいそうになる、…M氏の独演コンサートのときのように…

 10/6に「麗しきソプラノの旅」というコンサートをなさるようだが、チラシを見ていて、びっくりした。


 「あんこまパン」


 えっ?!「あんこまパン」?!この懐かしい響きとパンとテーブルとK氏のかわいいエプロンと…これまた、デジャヴのようで…
 知らない方のために「あんこま」とは何かの補足だけしておこう。「あんこ」と「ま」をパンに挟むと、めちゃめちゃおいしいんだっていう歌。「ま」?!…マヨネーズなんでございます。(笑)
 彼女が歌うと、どんな感じになるんでしょう?聞いてみたい気がします。


 不思議な感覚に包まれて外に出ると、雨が落ちてきました。

 そう…なぜか、日暮里サニーホールに行く日は、雨が多いのです。南口の階段、雨が似合うんですよね(笑)
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# by bel-sogno | 2015-08-26 13:35

ずっこけ人生 カンターレ&マンジャー&アモーレ あと数年で定年を迎える中学校教員です。旅行が好きで、年中どこかに行きたいと心に翼が生えています。写真は念願かなって行けた沖縄のかの有名な斎場御嶽です。


by bel-sogno