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なくしもの

 今までいろいろなくしたものは数あれど…昨年末のオーロラの旅で「初なくされもの」事件が勃発した。人ごとと思っていた「ロストバゲッジ」というやつである。成田の免税店で早くも購入した化粧水が、どうやらロストバゲッジの原因。

 今回の旅は、バンクーバーで国内線を2度乗りついでイエローナイフに着く。成田の店員のお姉さんが「バンクーバーでスーツケースをピックアップしたら、化粧水を手荷物からスーツケースに移せばOK。」と教えてくれたので、いわれたとおりに移し替え。スーツケースを起こしたら、なんとタグが取れてしまった!乗り換え口でなにやら係官に英語で言われたが、理解できず。おろおろしていると、係官が「行け!」のサイン。彼は確かにその後「イエローナイフ」と言ったので、私は安心して同行のみんなと同じところにスーツケースを載っけた。


 そして、イエローナイフ空港。待てど暮らせど、スーツケースが出てこない。ベルトコンベアも止まっちゃったよ…連れて行かれた窓口で現地係員のお兄さんが全て英語で手続きをしてくれて、(ありがたや、ありがたや)青い袋に入っているモノを渡された。ホテルで開けてみると、歯ブラシ、洗剤、半袖Tシャツなどなどの7点セット。これで荷物が来るまで凌げということらしい。
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 うーん、ま、いっか…なくなったものは、どうしようもないし、幸い手荷物に裏起毛のパンツ一本、ヒートテックの室内着用はおりもの、下着一式と化粧水が入っている。普段の私ならそんなもの入れてないのに、今回に限って入れていたのは、同行の人の「イエローナイフに着いたらきっと寒いから、飛行機内はゆるい格好にしておいて、上からパンツなんかは重ねようと思うの。」というありがたい助言のおかげだった。これがなかったら、早速その晩から実施されるオーロラ観測で凍えていただろう。(笑)

 翌日には着くという言葉を信じていたが、着く気配もなければ、ホテルの人も全く知らない様子。どうしても自分がしゃべらないと話が進まないとなれば、ブロークンでも通じなくてもとにかくがんばるしかない。どうやら意志が通じて、届いたら教えてくれるという話になった。外国旅行に行ってもほとんどツアーだったりするので、英語の会話能力は高校以来落ちっぱなし…そういう意味では、今回はけっこう現地の人と会話しましたよ。人生、悪いことばっかりではないね053.gif

 荷物は、というと、3晩目にオーロラ観測に行く直前に届いた!!予感はあったのです。(笑)イエローナイフで2度目の外食(1度目は世界最北のKFCでのジャンクな食事だった。2度目は怪しげな中華…Red Apple)で、会計を終えるとフォーチュンクッキーをくれた。それを割ってみると、「Now is a good time to explore」「Use your charm and personality to obtain your wishes」とあったのです。前夜にはオーロラも見えていたし、きっと荷物がでてくるぞー!と。(笑)なにより、こういったことは話のネタになるしね…なんて。

 しかも、最後の晩には3日間で最高のオーロラも見られたし。めでたし、めでたしです。ただ一つ、オーロラ観測用にたっぷり詰めてきたヒートテックは結局ほとんど使わずじまい。ま、ワインを包む緩衝材として利用しましたがね。ころんでも、ただでは起きません。この精神で、今年も楽しくやっていきたいと思っています。
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by bel-sogno | 2013-01-06 18:04

オーロラから幻日まで

 ひょんなことから昨年末にオーロラを見る夢がかないました。

 極北の地、イエローナイフ。-30℃を超す、まつげも息も凍る世界の中で、幻覚のようなオーロラをみることができました。イエローナイフは3日滞在すれば95%オーロラを見ることのできるという場所。このうたい文句どおり、1日目より2日目。2日目より3日目…と、オーロラは空に広がってくれました。普通オーロラはパンフの写真で見るようなはっきりした色合いをしていない(白っぽい薄緑になんとなく空が光って見える)ので、1日目は「雲かな?…でもひょっとしてオーロラかも…」というぐらい。2日目になると、「なんか見える気がする…」3日目になると、「見える!」と、進化していくのでした。進化というより妄想ではないかと笑いあいましたが、ホントに徐々にオーロラを識別できるようになっていったのです。

 2日目、オーロラビレッジという観測場所についたとたんに、林のすぐ上に肉眼でもはっきりわかる緑色のオーロラが広がりました。はっきり見えたのは、残念ながらその1回のみでしたが、手を取り合ってぐるぐる回るぐらい感動しました。あとは丘の上からうすぼんやりした光が見えただけでした。

 いよいよ、最終日。昨晩よりもクリアに見えなかったら悔しいなあと思っていると、まもなく空の高いところに虹のように太くオーロラがかかりました。2日目と同じレベル3ということでしたが、係の方達にはこれはなかなか消えないということがわかるらしく、3日間で初めてのプロの写真屋さんによる撮影大会が行われました。同行の若者あっ君が走って順番を取ってくれたおかげで、私たちはばっちり2番目に証拠写真を撮ってもらうことができたのです。

 この旅を前にして、デジカメを新調した私は、なんとか自分でもオーロラを撮影したいと願っていましたが、何度挑戦してもうまく写りません。写らない以前に、支給されているミトンでは写真撮影など不可能なので、一瞬ミトンを外してふつうの手袋のみで操作します。…と、どうなるかというと、指が痛い…いつまでも痛い…しかし、諦めきれません。同行のももちゃんの助けを借り、いろいろ設定を変えてみて…

 とうとう撮れました!!3日目、「もう帰りますよ~」とバスに誘導されるそのとき、北の空に今までにない大がかりなオーロラが立ち上ったのです!

 今度はここまで寒くない時期にもう一度バーストする(用語、違うもしれません)オーロラを見に行きたいものです。

 さて、3晩のオーロラ鑑賞を終えて、イエローナイフを去る朝、不思議な現象が空に起きました。「Sun dogですよ。」と係員さんが教えてくれました。日本語では「幻日」といい、空気中のダイヤモンドダストに太陽光が反射して見られる現象だそうです。

 光に迎えられて、光に送られた、イエローナイフの数日間。北斗七星もはっきり大きく輝いていたし、極北の地でクリスマスイブとクリスマスを迎えた人生初の数日間。「光」の新年の予感が(笑)

 ここからは蛇足ですが、オーロラビレッジは日本人の日本人による日本人のためのオーロラ鑑賞地でしたが、クリスマスの深夜、私だけがフランス語を話すサンタを見たのです。それこそ、「妄想でしょ~!」と笑われましたが。いやいや、妄想でなくて、現実だったはずです。
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by bel-sogno | 2013-01-02 17:17

ずっこけ人生 カンターレ&マンジャー&アモーレ あと数年で定年を迎える中学校教員です。旅行が好きで、年中どこかに行きたいと心に翼が生えています。写真は念願かなって行けた沖縄のかの有名な斎場御嶽です。


by bel-sogno