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体育祭三昧からの逃避

最初は「アンリ・ル・シダネル」という人の展覧会。次が「尾形光琳」。そして、「桜・さくら・SAKURA」。昨日が「セザンヌ展」。

 なんで今年、こんなことになったのか…は、ひとえに新聞の文化欄。一年に一度も美術館なんか行かない自分なのに、気になる企画が目白押しだったのだ。

 しかし、「桜…」は平日に○教研という研修会をさぼって(ちゃんと年休とりましたよ。)行ったせいか罰が当たり、展示を見ている打ちに腹痛に襲われ、入ってすぐの奥村土牛の「醍醐」はじっくり鑑賞したものの、東山魁夷も横山大観ももうわのそら。勝手に東山魁夷の作と勘違いしていたおぼろ月としだれ桜の作者名も忘れてしまったというおまけ付き…その人の作品、たくさんあったのにな…。

 そして昨日は、勝手に挽回…とセザンヌ展に行くことにした。体調不良で楽しめなかった「桜」と、ずーっと以前に人を見に行くこととなってしまった「ゴッホ展」の反省を生かして…ということで、直前には全身マッサージを受け、閉館の一時間前をねらって。

 突然思い立って行ったので、実は「近代絵画の父」で「静物画の巨匠」というぐらいしか、セザンヌについては知識がなかった。…そこで、当然ながら、イメージが狂った…いやいや、こちらの勝手なイメージがいけないんですけど。人物画に風景画に静物画…「苦しみ」という言葉が浮かんできた。

 なんで今年に限ってこんなに絵を見たくなったのか…昨日のセザンヌ展は重かった気がする…余りに重かったので、一番有名な「リンゴとオレンジの静物画」がチケット入れになっていたものを購入してきた。

 結局、自分の見たいもの、見たいイメージだけをわたしは求めていたんだな…ま、いっか…

 明日からまた、体育祭三昧の日々に戻る。
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by bel-sogno | 2012-05-27 16:31

咲いていました

 やっぱり「ありさん」気質。今日のお出かけは「根津美術館」と「神楽坂」。「山種美術館」の「桜」の展示も捨てがたいけど、両「燕子花」を見ずしてどうする?!と、混雑しているに決まっている方の根津美術館に急遽変更。(…というより、前日に山種に行くはずだったのだけど、これまた急な大雨で断念したのでした。桜から燕子花へ花のハシゴ…という計画は頓挫…燕子花一本にしぼることになったのでした)

 いやあ、見事でしたねえ。第一展示室に、どどーんと屏風が2対並べられ、右に尾形光琳作国宝「燕子花図」。左にその10年あまり後に描いたという「八橋図」。「燕子花図」は中学の美術の教科書で見知っていましたが、その大きさとか、迫力とか、色とか。百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、…でも、そのすばらしさを筆で表せるのか、それは別問題です。(笑)
 絵の前で、以前美術の先生に聞いたことを思い出しました。「燕子花図」に描かれている燕子花は図案化されているというのです。調べてみると、燕子花の花は何種類かしかなくて、(具体的に教えてもらった気がするけれど、例によって忘れてしまっているのでした)それが型紙のように繰り返されているともいうのです。そういわれてみれば、この燕子花の群生が屏風の外まで延々と続くように思われるのも、気のせいか描写がべったりとしてみえるのも、納得…のように思われました。同行の夫は、あんまり茎が描かれていない…と、言っていました。そういわれてみれば、屏風の端の燕子花以外は茎の上に花…ではなく、葉の上に花が浮かんでいるように描かれていました。(同じものを見ても、違うところを見るって真実ですね(笑))

 さて、お里帰りした方の「八橋図」。並べて見ることができるのは100年ぶりだそうです。(こういう「限定もの」にめっぽう弱いわたしです。)10年の研鑽後、同じ燕子花にチャレンジし、それに稲妻のように画面を分割する「八つ橋」を直線的、しかも雨の後に古びた木の橋にできる雨模様までもリアルに書き込むという、同じようで全く違う絵。この中の燕子花はあくまで繊細で、生きているかのようでした。
 「燕子花図」は尾形光琳40歳代、しかも画業に携わって10年ほどしかたっていないときの作品で、そうすると「八橋図」は50代!あたりまえだけど、やっぱり天才だわ…後年の光琳作の「四季草花図屏風」にも燕子花が描かれていましたが、よりリアルによりたおやかに描かれるようになっているように思いました。

 「燕子花」といえば、伊勢物語。伊勢物語と言えば、色好みの在原業平のお話。
 からころも
  きつつなれにし
   つましあれば
    はるばるきぬる
     たびをしぞおもふ

 高校で習いましたねえ。あのころは、「へえ~」ぐらいなもんでしたが。
そういう絵なんですかねえ。


 美術館のガラスの写り込む新緑が美しい庭園に出ました。傾斜を上手に利用したお庭に、散策路があちこちに伸びていて、いくつもあるお茶室につながっています。そして、なんと!燕子花が満開だったのです。紅葉の若葉から木漏れ日がちらついて、水面に燕子花や木々の緑が映りこんで、何度でも来たいと思わせる庭園の魅力が、そこにありました。

 ディープな神楽坂の魅力と、連休の初め頃に見に行った「ウイーン国立バレエ」のおしゃれさは、また、今度。

 燕子花の写真をアップしたのに、アップロード済みになっているのに、画像が出ない…なんで?
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by bel-sogno | 2012-05-06 12:14

批評文…って?

連休だけど、あそんでいる「ありさん」になってばっかりだと、週明けから困ってしまうこと必須…と、重い腰をあげて、少し授業の準備をする。

 新しい指導要領になって、教科書会社は同じだけど、かなり教材やねらいが変わってしまったのだ。とりあえず、3年の「批評文を書く」というのを何とかしなくてはいけない。指導書なるものに、「CMの批評文を書かせる」というのがあった。指導書どおりになんていくわけはないのだけど、ちょっと食指が動いた。子供たちも喜んで、取り組むだろう001.gif

 しかし、何でもそうだが、見本がいるのである。どうしよう~

 そうだ!京都へ行く…んではなく、ポポポポーン!のCMで、見本を書いてみよう。





 …と、書いてみた。第一弾。ちょっと平凡だなあ。どっかで聞いたことのあることばっかりになってしまう。独自の「批評」なんて、むずかしいなあ。

 






 東日本大震災後、3月から4月にかけて、ACジャパンのCMが急増した。中でも「あいさつの魔法」というCMは子供を意識して作られていて、我が中学でも人気であった。 あいさつをするたびに楽しいキャラクターが登場し、友達が増えていく様子を歌とアニメで表現していた。キャラクターがくるりと回って登場するときの「ぽぽぽーん」という言葉もとても耳に残り、あいさつは楽しいこと、友達が増えるのはすてきなことというメッセージが心に届くCMとなっており、完成度が高かった。
 ACジャパンはもともとマナーやモラル向上など、社会啓発的なCMを年間13本制作していて、営利目的ではない。民間企業が震災の影響でCMを自粛する中、CMがないと番組が成り立たないので、穴埋め的に入れられたため、耳につくほど流れることになってしまったのだ。それが人々の気持ちを逆なでして、クレームがテレビ局に、ACに、国に殺到した。
 
 最近全く見かけないと思っていたら、このCMは2010年7月から1年間だけ、全国キャンペーンの一つとして、展開されたものだということがわかった。
「挨拶の励行」というテーマで、「こんにちワン」「ありがとウサギ」「こんばんワニ」「さよなライオン」「おはよウナギ」など、オヤジから子供までうけそうなネーミングのキャラクターが出てくる秀作だと思うのだが、時期が悪かった。クレームの嵐を避けるために最後の「エーシー」という音を消して放送するようになったが、ある意味ACも被害者といえるだろう。


「さよなライオン」と挨拶もなしに消えたこのCM。1年間だけで終了と言わずに、忘れた頃に思い出したように「こんにちワン」と放送してくれるといいのではないかと、わたしは思う。


 うーん。わからナキウサギ…
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by bel-sogno | 2012-05-04 21:54

ずっこけ人生 カンターレ&マンジャー&アモーレ あと数年で定年を迎える中学校教員です。旅行が好きで、年中どこかに行きたいと心に翼が生えています。写真は念願かなって行けた沖縄のかの有名な斎場御嶽です。


by bel-sogno