2014年 11月 23日
境目
秋の一日。伊勢原の駅に降り立ったところから、行列!
NHKで「大山寺の紅葉」の放映があったとかで、シャトルバスを待つ行列だ。自分たちもその一人なので、文句は言えない。その行列の横で、柿やみかんを売っている。時間の流れが急に緩やかになるような、ほのぼのした風景だ。帰りには、きっと買って帰るぞ!と決心して、バスに乗る。
走ること25分。大山ケーブル(終点)に到着。そこは、ちいさなロータリーになっていて、車で来る人のための第2駐車場もあったが、当然のように入庫待ちの車で混雑している。バスで来てよかったね~。階段の両脇に土産物屋が連なる「こま参道」の途中からわきにそれ、まず「茶湯寺」に。
渓流を渡ると、一気にひんやりした空気に包まれ、気配が変わった。すぐに古びた石段がそびえる。寄り道する人も、ほとんどいない。このお寺は「百一日の茶湯で供養する『百一日参り』」で知られているそうで、供養に行くとかならず死者に似た人に会えるとつたえられている。そんな予備知識が、何かの気配を感じさせたのかもしれない。
ふらりと詣でた私たちは死者に似た人とは会えなかったが、「わらべ地蔵」に頬が緩んだ。特に左の両手を挙げた童子のかわいさ。
ふりむくと、現世のほうの山に日が当たっていた。
再び渓流を渡って、「こま参道」に戻ることにした。ケーブルカーに乗るつもりだったが、今度は1時間待ちの行列が待っていた。仕方がないので、せせらぎの音を聞きながらほろほろ歩くことにした。
境目の渓流
NHKで「大山寺の紅葉」の放映があったとかで、シャトルバスを待つ行列だ。自分たちもその一人なので、文句は言えない。その行列の横で、柿やみかんを売っている。時間の流れが急に緩やかになるような、ほのぼのした風景だ。帰りには、きっと買って帰るぞ!と決心して、バスに乗る。
走ること25分。大山ケーブル(終点)に到着。そこは、ちいさなロータリーになっていて、車で来る人のための第2駐車場もあったが、当然のように入庫待ちの車で混雑している。バスで来てよかったね~。階段の両脇に土産物屋が連なる「こま参道」の途中からわきにそれ、まず「茶湯寺」に。
渓流を渡ると、一気にひんやりした空気に包まれ、気配が変わった。すぐに古びた石段がそびえる。寄り道する人も、ほとんどいない。このお寺は「百一日の茶湯で供養する『百一日参り』」で知られているそうで、供養に行くとかならず死者に似た人に会えるとつたえられている。そんな予備知識が、何かの気配を感じさせたのかもしれない。
ふらりと詣でた私たちは死者に似た人とは会えなかったが、「わらべ地蔵」に頬が緩んだ。特に左の両手を挙げた童子のかわいさ。
ふりむくと、現世のほうの山に日が当たっていた。
再び渓流を渡って、「こま参道」に戻ることにした。ケーブルカーに乗るつもりだったが、今度は1時間待ちの行列が待っていた。仕方がないので、せせらぎの音を聞きながらほろほろ歩くことにした。
境目の渓流
by bel-sogno
| 2014-11-23 13:19