2013年 01月 02日
オーロラから幻日まで
ひょんなことから昨年末にオーロラを見る夢がかないました。
極北の地、イエローナイフ。-30℃を超す、まつげも息も凍る世界の中で、幻覚のようなオーロラをみることができました。イエローナイフは3日滞在すれば95%オーロラを見ることのできるという場所。このうたい文句どおり、1日目より2日目。2日目より3日目…と、オーロラは空に広がってくれました。普通オーロラはパンフの写真で見るようなはっきりした色合いをしていない(白っぽい薄緑になんとなく空が光って見える)ので、1日目は「雲かな?…でもひょっとしてオーロラかも…」というぐらい。2日目になると、「なんか見える気がする…」3日目になると、「見える!」と、進化していくのでした。進化というより妄想ではないかと笑いあいましたが、ホントに徐々にオーロラを識別できるようになっていったのです。
2日目、オーロラビレッジという観測場所についたとたんに、林のすぐ上に肉眼でもはっきりわかる緑色のオーロラが広がりました。はっきり見えたのは、残念ながらその1回のみでしたが、手を取り合ってぐるぐる回るぐらい感動しました。あとは丘の上からうすぼんやりした光が見えただけでした。
いよいよ、最終日。昨晩よりもクリアに見えなかったら悔しいなあと思っていると、まもなく空の高いところに虹のように太くオーロラがかかりました。2日目と同じレベル3ということでしたが、係の方達にはこれはなかなか消えないということがわかるらしく、3日間で初めてのプロの写真屋さんによる撮影大会が行われました。同行の若者あっ君が走って順番を取ってくれたおかげで、私たちはばっちり2番目に証拠写真を撮ってもらうことができたのです。
この旅を前にして、デジカメを新調した私は、なんとか自分でもオーロラを撮影したいと願っていましたが、何度挑戦してもうまく写りません。写らない以前に、支給されているミトンでは写真撮影など不可能なので、一瞬ミトンを外してふつうの手袋のみで操作します。…と、どうなるかというと、指が痛い…いつまでも痛い…しかし、諦めきれません。同行のももちゃんの助けを借り、いろいろ設定を変えてみて…
とうとう撮れました!!3日目、「もう帰りますよ~」とバスに誘導されるそのとき、北の空に今までにない大がかりなオーロラが立ち上ったのです!
今度はここまで寒くない時期にもう一度バーストする(用語、違うもしれません)オーロラを見に行きたいものです。
さて、3晩のオーロラ鑑賞を終えて、イエローナイフを去る朝、不思議な現象が空に起きました。「Sun dogですよ。」と係員さんが教えてくれました。日本語では「幻日」といい、空気中のダイヤモンドダストに太陽光が反射して見られる現象だそうです。
光に迎えられて、光に送られた、イエローナイフの数日間。北斗七星もはっきり大きく輝いていたし、極北の地でクリスマスイブとクリスマスを迎えた人生初の数日間。「光」の新年の予感が(笑)
ここからは蛇足ですが、オーロラビレッジは日本人の日本人による日本人のためのオーロラ鑑賞地でしたが、クリスマスの深夜、私だけがフランス語を話すサンタを見たのです。それこそ、「妄想でしょ~!」と笑われましたが。いやいや、妄想でなくて、現実だったはずです。
極北の地、イエローナイフ。-30℃を超す、まつげも息も凍る世界の中で、幻覚のようなオーロラをみることができました。イエローナイフは3日滞在すれば95%オーロラを見ることのできるという場所。このうたい文句どおり、1日目より2日目。2日目より3日目…と、オーロラは空に広がってくれました。普通オーロラはパンフの写真で見るようなはっきりした色合いをしていない(白っぽい薄緑になんとなく空が光って見える)ので、1日目は「雲かな?…でもひょっとしてオーロラかも…」というぐらい。2日目になると、「なんか見える気がする…」3日目になると、「見える!」と、進化していくのでした。進化というより妄想ではないかと笑いあいましたが、ホントに徐々にオーロラを識別できるようになっていったのです。
2日目、オーロラビレッジという観測場所についたとたんに、林のすぐ上に肉眼でもはっきりわかる緑色のオーロラが広がりました。はっきり見えたのは、残念ながらその1回のみでしたが、手を取り合ってぐるぐる回るぐらい感動しました。あとは丘の上からうすぼんやりした光が見えただけでした。
いよいよ、最終日。昨晩よりもクリアに見えなかったら悔しいなあと思っていると、まもなく空の高いところに虹のように太くオーロラがかかりました。2日目と同じレベル3ということでしたが、係の方達にはこれはなかなか消えないということがわかるらしく、3日間で初めてのプロの写真屋さんによる撮影大会が行われました。同行の若者あっ君が走って順番を取ってくれたおかげで、私たちはばっちり2番目に証拠写真を撮ってもらうことができたのです。
この旅を前にして、デジカメを新調した私は、なんとか自分でもオーロラを撮影したいと願っていましたが、何度挑戦してもうまく写りません。写らない以前に、支給されているミトンでは写真撮影など不可能なので、一瞬ミトンを外してふつうの手袋のみで操作します。…と、どうなるかというと、指が痛い…いつまでも痛い…しかし、諦めきれません。同行のももちゃんの助けを借り、いろいろ設定を変えてみて…
とうとう撮れました!!3日目、「もう帰りますよ~」とバスに誘導されるそのとき、北の空に今までにない大がかりなオーロラが立ち上ったのです!
今度はここまで寒くない時期にもう一度バーストする(用語、違うもしれません)オーロラを見に行きたいものです。
さて、3晩のオーロラ鑑賞を終えて、イエローナイフを去る朝、不思議な現象が空に起きました。「Sun dogですよ。」と係員さんが教えてくれました。日本語では「幻日」といい、空気中のダイヤモンドダストに太陽光が反射して見られる現象だそうです。
光に迎えられて、光に送られた、イエローナイフの数日間。北斗七星もはっきり大きく輝いていたし、極北の地でクリスマスイブとクリスマスを迎えた人生初の数日間。「光」の新年の予感が(笑)
ここからは蛇足ですが、オーロラビレッジは日本人の日本人による日本人のためのオーロラ鑑賞地でしたが、クリスマスの深夜、私だけがフランス語を話すサンタを見たのです。それこそ、「妄想でしょ~!」と笑われましたが。いやいや、妄想でなくて、現実だったはずです。
by bel-sogno
| 2013-01-02 17:17